ご 挨 拶
GREETING

院長/北 山 輝 彦
はじめまして院長の北山輝彦と申します。生まれは広島県の瀬戸内海の島で、信号も無い小さな島で幼少期を過ごしました。中高は広島市内で学びましたが、縁があって久留米大学に進学しました。卒業後は広島大学医学部第二外科(当時)に入局し研修医生活をスタートさせました。その後、医局関連病院にて鍛錬を行い、医師としての見識をより深めようと広島大学大学院に進学しました。そして2004年、学位取得を契機に現在の地、北九州市にて臨床医として診療を再開しました。思えば、大学生活を含め福岡県在住は20年近くになります。つくづく縁があったのだと思っています。ここで、医師になってからの乳腺外科医に至るまでの私の軌跡をご紹介したいと思います。大学卒業当初、私は消化管の再建術に興味があり外科医を志しました。研修医時代からの乳癌診療での実績が認められ、日本乳癌学会乳腺認定医に認定されました。前赴任地の北九州総合病院に着任時、これが乳腺専門医である院長の目に留まり当時稀有であった乳腺外来を始めようとなります。2004年の4月でした。ここから二人三脚の乳腺外来が始まるのですが、あらゆる事を殆んど独りで西に東に奔走しました。知る人が誰もいない乳癌研究会に飛び込んで一枚一枚名刺を出して挨拶をして回りました。治療法に疑問があれば文献を集め、当直日には朝まで読みふける日もありました。研究会、関連学会には積極的に出席し人脈を広め、今では北九州市、福岡県はもとより九州沖縄を含め中央都市にも著名な先生方と相談できる体制が整いました。幸い北九州市は乳腺診療に関して全国的にもハイレベルな地域で、気がつけば乳腺専門医また北九州市民という僥倖でありました。今後、これを地域医療に還元すべく今回のクリニック開院に至りました。至らない点も多々あると思いますが、職員一同地域医療に邁進すべく所存でございます。よろしくお願い申し上げます。